転進堂 / OUTSIDERVOICE
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見えないもの記

~見せられるものにほぼ意味が無くなってしまった世界で~

#6 シンプル

4/25/2025

 
ベッセント財務長官は常に、アメリカの国外国内に対する政策目的が、「公平」(公正)の一点に絞られるように発言を続けています。その目的(目標)の中には当然、トランプ政権の人気の源である、格差や貧困の是正が入っていることも、彼は表明し続けています。

単なる思い込みの可能性もありますが、彼のこれまでの言葉の端々には「プランナー」の雰囲気を感じます。つまり「目的」実現のためにベストを尽くす、(大統領の発言とかも含む)目的以外の諸々はとりあえず正誤判断を保留し現象と捉え、その現象をなんとか目的につなげる方法を考えていくという気配です。

「公平」(公正)の正当性を疑う余地はありませんので、何をもって「公平」(公正)とするかについての駆け引きです。目的が明確にされた駆け引きにおいては、実は方針の一貫性などは、ほとんど問題になりません。より目的に合致している(ように見える)案かどうかの争いです。

で、「公平」(公正)方向に進むと困る層が絶大な力を持っているのではないかというのが、世界でかなり広く共有されて(しまって)いる感覚です。これを社会の不安定性と見るか、(必要な)変革のためのエネルギーの高まりと見るか、で気分はかなり違うのだと思います。

日本の報道は、「公平」(公正)という目的の明確化に対し、(国内的社内的事情への影響を考慮し?)報道スタンスを決めかねているように見えます。​

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